ここく 宮崎県清武町
「沖の潮」
澄んだ海水から作られるミネラル豊富な平釜塩
普段は在来種の種を大切に繋ぎ、農業をされている「ここく」加藤さん。
自ら船に乗り、黒く見えるほど透明度の高い海水“黒潮”を汲み平釜で丸二日間かけ結晶化して作られています。
こんなお塩に出会いたかったと、思わず嬉しくなるような美味しいお塩です。
“いつものお料理がより楽しく、美味しく。”
じっくり焼いたお野菜にひとふりするだけで旨みがぎゅっと詰まったご馳走に。特別な日のお肉やお魚にもおすすめです。
しっかりとした塩気があるのに全く尖りのないやさしい味わいは、沖の潮ならではの美味しさです。
沖の潮
名称:塩
原材料:海水(宮崎県日南市油津沖)
内容量:100g
製造方法:平釜
製造者:(株)ここく
保存方法:湿気を避けて保存してください
【沖に流れる黒潮を求めて】
あまりの美しさに黒く見えると言われる黒潮。宮崎県沖にはすぐ近くまで黒潮が流れてきています。この黒潮を求めて、宮崎市の南に位置する日南市油津港から出港。沿岸部に淀んでいる海水と黒潮の境目「潮目」を超えて、美しい黒潮を汲み上げて塩にしています。
【自然なミネラルバランスを目指して】
塩化ナトリウムだけをイオン交換膜法で抽出した「食塩」への反動で、最近は「ミネラルたっぷり」という謳い文句が多く聞かれますが、大切なのはミネラルの多さではなくバランス。何より塩化ナトリウムだってミネラルなのです。河川から海に流れ出た水には、山から流れ出た余分なミネラルをはじめ、不純物も大量に含まれています。私たちはそうした沿岸部に淀んでいる海水ではなく、大海を渡って流れてきた純粋な海水を手に入れるため、黒く見えるほど透明度の高い海水、黒潮を求めて船で沖に出ています。
【私たちの体には海水が流れている?】
血液の塩分濃度は生命が誕生した頃の海の塩分濃度と同じだと言われるだけでなく、ミネラルバランスも海水とほとんど同じ。「血潮」という言葉の通り、体の中に海水と同じミネラルバランスの水が流れているのは間違いありません。最適なミネラルバランスなんてわからないよ!と思われるかもしれませんが、実はその答えは舌が知っています。ミネラルが多いほど「えぐみ」を感じ、逆に塩化ナトリウムが多いほど「とがり」を感じる。私たちはえぐみもとがりもなく、素材の味を引き立てるやさしい味を目指しています。
【最も効率の悪い平釜製法】
さまざまな塩の作り方がありますが、最終的に煮詰めて水分を蒸発させ、結晶化する工程はほとんど同じです。実はこの最後に煮詰める部分が最もコストがかかる部分。そのため、なるべく水分を蒸発させて塩分濃度を高めてから煮詰めて結晶化するのが一般的になっています。太陽の力を借りたり風の力を借りたり・・・方法は様々ですがその過程で余分なものも入ってきてしまうのも事実。わたしたちは純粋な海水をそのまま平釜に入れ、丸二日炊き続けて結晶化しています。こんな最も時間がかかる方法をあえて選択することで、余分なものが入りえぐみが強くなるのを防いでいます。